Apple Payとは?Apple Pay対応に必要なこと

How to Accept Apple Pay at Your Business

Apple Payに対応したいと考えるビジネスオーナーに向けて、Apple Payを導入する方法をご紹介します。

iPhoneやApple Watchをかざすだけで支払いができる、Apple Pay。キャッシュレス決済が普及するなかで、Apple Payの利用者も増えています。Apple Payに対応したいと考えるビジネスオーナーに向けて、Apple Payを導入する方法を紹介します。

Apple Payとは

ビジネスにとって決済方法は、迅速、簡単、安全の3点を満たしていることが重要です。Apple Payはいずれも満たしており、今後、利用するお客さまも増えていくと考えられます。

Apple Payは、iPhone、Apple Watch、iPadなどの端末に搭載されている決済機能です。デジタル端末をお財布の代わりに使えることから、デジタルウォレットやモバイルウォレットとも呼ばれています。調査によれば、世界中で5億人以上(2020年時点)がこの決済機能を使っています。

参考:2016年~2020年 全世界におけるアップルペイ(Apple Pay)の利用者数(statista)

Apple Payの仕組み

Apple Payは近距離無線通信規格(NFC)を介した非接触型決済の一種類です。NFCは10センチ程度の狭いエリア内で、カードや機器同士を近づけてデータ通信をするのに使われている通信技術です。身近な例だと、Suicaなどの交通系ICカード、マイナンバーカード、運転免許証などに使われています。

スマートフォンを使って決済するという点では、QRコード決済と似ていますが、QRコード決済では専用のアプリをダウンロードし、決済時には自分のQRコードを見せるか、店舗側のQRコードを読み取る必要があります。Apple Payの利用にアプリのダウンロードは必要ありません。iPhoneやApple Watch、iPad、Macなど、Apple Payに対応した端末を持っていれば利用できます。

Apple Payに対応するメリット

店舗でApple Payに対応する理由は主に2つあります。それは速さと安全性です。

決済スピードが速い

たとえば、ランチタイムの混雑時に行列ができた場合、お会計に時間がかかるほど、お客さまが他店へ行く可能性が高まります。つまりレジ待ちの時間は収益を直接左右するのです。お会計にかかる時間は、お客さまが小銭を出す時間、お釣りを受け取るまでの時間、スマートフォンの操作の慣れ、商品提供のスピードなど、多くの要素に左右されますが、実際にはどの決済方法が速いのでしょうか。

株式会社ジェーシービーが行った調査によれば、現金、クレジットカード、QRコード、非接触型決済だと、非接触型決済は現金よりも20秒速く決済できることが分かっています。非接触型決済を導入することで、レジでの待ち時間短縮、さらには顧客満足度の向上につながることが考えられます。

参考:決済速度に関する実証実験結果(株式会社ジェーシービー)

安全性が高い

Apple Payは非常に安全な決済方法です。 Apple Payを利用するには、顔認証(Face ID)、指紋認証(Touch ID)またはパスコードによる認証が必要です。たとえiPhoneやApple Watchを紛失しても、Apple Payを一時的に利用停止にすることで悪用を防ぐことができます。また、店員にカードを渡すことなく、端末にかざすだけで支払いができるため、クレジットカードなどよりも安心して使えると感じるお客さまもいるかもしれません。

Apple Payの対応にかかる費用

消費者がApple Payを利用する際には費用はかかりません。クレジットカード、デビットカード、プリペイドカード、交通系ICカードなどをApple Payに登録しておけば、支払いに利用できます。

一方で、店舗でApple Payに対応するには、決済端末の導入費用に加えて、決済手数料がかかります。

Apple Pay対応の決済端末

現状、多くの決済端末がApple Payを含む非接触型決済・タッチ決済に対応しています。たとえば、Squareが提供しているSquare リーダーもその一つです。Square リーダーは1台4,980円(税込)で導入でき、かつ持ち運びに便利な手のひらサイズのコンパクトな決済端末です。初めてキャッシュレス決済を導入する、屋外で決済する機会が多い、コストを抑えたいといった場合におすすめです。

無料でApple Payに対応するには

「できれば無料でApple Payに対応したい!」というビジネスオーナーにおすすめの方法が、Squareが提供している「iPhoneのタッチ決済」または「Tap To Pay on Android」という機能です。これらの機能では、お手持ちのiPhoneまたはAndroid端末を決済端末として利用します。受け付けられるのは、タッチ決済対応のクレジットカードやApple Payなどに登録されているクレジットカードのみですが、新しく端末を購入する必要がないので、手軽にApple Payを導入できる方法です。

SquareでApple Payを導入しよう

ここではSquareでApple Payを導入する際の具体的な手順を紹介します。

アカウントを作る

まずは、Squareのアカウントを作りましょう。アカウントの作成はオンライン経由で、数分で完了します。審査結果はお申し込みから1〜2営業日で分かります。

決済端末を購入する

次に、決済端末を決めましょう。Squareは、予算やニーズに合わせて選べる4種類の決済端末を提供しています。Squareの公式ショップから購入が可能です。

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決済端末の選び方については「【Square基本のき】5分でわかるSquareの選び方〜決済端末編〜」を参考にしてください。

決済端末の設定をする

決済端末が届いたら、設定をします。Squareの決済端末はどれもシンプルで、簡単に使えるつくりになっています。ここで、1円のテスト決済をしてみることをおすすめします。

設定についてはこちら、テスト決済についてはこちらの記事を参考にしてください。

Apple Payにはクレジットカードを登録することもできれば、電子マネー(交通系ICカード、iD、QUICPay)を登録することもできます。なので、お客さまが「Apple Payで払います」と言ったら、どちらなのかを確認するとよりスムーズに決済ができます。詳しくはこちらを参考にしてください。

決済を受け付ける

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設定とテスト決済が完了したら、実際に決済を受け付けましょう。その際、レジカウンターにポップを置く、店頭にステッカーを貼るなど、Apple Payを含むキャッシュレス決済を受け付けていることがお客さまに分かるようにしておくと良いでしょう。Squareでは無料で卓上ポップとステッカーを提供しています。こちらから注文ができます。

さらに、お店のSNSアカウントに「Apple Payが使えるようになりました!」という文言と合わせて、新しくなったレジ周りの画像を投稿してみてはいかがでしょうか。


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執筆は2024年4月11日時点の情報を参照しています。2024年5月16日に一部情報を更新しました。当ウェブサイトからリンクした外部のウェブサイトの内容については、Squareは責任を負いません。Photography provided by, Unsplash